今回は、FX取引におけるマージンコールと、ロスカットの仕組みに
ついて簡単ではございますが解説させて頂きます。
残念ながら為替というのは日々変化しているので、例えばスワップ
ポイントを狙ったFX取引でカナダドル・円のポジションを1万通貨を
買い建てたと仮定します。(あくまでも一つの例です)
実際に、金利差が大きいので毎日加算されるのですが、買った時
よりも円高が進むことによって、保有しているポジションは、当然の
ことながら目減りしていくことになります。
そして、FX取引会社のFX取引口座におさめている証拠金の比率
が半分を下回ると、マージンコールがかかります。
これは、「資金が足りなくなってきているので追加で差し入れてくだ
さい」と、いう案内です。ですので、もし、このまま取引を続行する
場合は証拠金を追加で差し入れます。
この追加で証拠金をおさめることを追証といい、追証は追加証拠金
の略称です。このマージンコールが発生しないように出来るだけ早
い段階でポジションを閉じる必要があります。
また依然としてマージンコールの仕組み自体を採用していないFX
取引業者も少なくありませんので注意が必要です。
そして、マージンコールが発生しても色々な理由から、追証を差し
入れることができない場合はロスカットなります。
強制的に反対売買が実行されてしまいますので、この時点で全て
の運用資金がゼロになってしまいます。
カナダドルは最近、米国の金融不安と原油相場が不安定な状態に
あるため、大きく動く場合がありますので、しっかりと上述した点を
十分考慮した上で取引する必要があります。
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