ロイターが発表しました本日の記事によりますと、カナダ銀行のドッジ総裁は、
カナダドルの上昇を注視している事実を認めたことが明らかになりました。
これを受けて、利上げの可能性は低いとの見方が市場で浮上したことから、
カナダドルは下落することとなりました。
この6週間のあいだにカナダドルは、強い国内経済データや大量の資本流入など
を背景に対米ドルで6%上昇しております。
以下ドッジ総裁の声明です。
「カナダドルはわれわれの予想取引レンジを上回っている。
これを考慮に入れて次回の予想を修正するか検討する」
ドッジ総裁の発言を受けて、カナダドルは90.17米セント付近から90.06米セント
に下落し、RBCキャピタル・マーケッツのシニア通貨ストラテジストであります
マシュー・ストラウス氏は以下の通り自身の見解を述べました。
「市場は、中銀がカナダドルの上昇を懸念し始めた兆候だと
みているだろう。年末までの利上げの確率は低いとの見方
が高まっており、利上げの実施が遅れる可能性がある」
カナダ中銀は昨年5月以降、金利を据え置いていまるが、予想以上に高まっている
インフレを注視する姿勢を示すことも忘れてはいないようです。
<以下の記事より引用>
(ロイター)
『カナダドルの上昇を注視=ドッジ中銀総裁』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070502-00000007-fsi-bus_all
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