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長期的なドル安で迫るインフレリスク - カナダドルで外貨投資を始めるための資産運用入門





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長期的なドル安で迫るインフレリスク

 

本日、バーナンキFRB議長の発言などが影響し、1ドル=79円台をつけたわけですが、
今後しばらくはドル安が継続することになりそうです。多くの国々で外貨準備のポジション
を見直す動きが広がっているようでして、ドル資産を売る動きが加速しそうです。




「転載開始:ロイター」

『ロイターサミット:年内はドル安局面が継続=ノムラのノードビグ氏』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000918-reu-bus_all



ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルでG10通貨戦略のグローバル責任者を務め
るジェンズ・ノードビグ氏は、米国で低金利が維持される見通しのため今年を通じてドル安
局面が続くと予想した。


主要10通貨の中では現在自国が利上げサイクルの最中にある豪ドルとカナダドルの対ドル
上昇幅が最も大きくなり、新興国では韓国ウォンとメキシコペソがドルに対して値上がりする
とみている。「ロイター・インベストメント・アウトルック・サミット」における発言。
 


ノードビグ氏は「中期的にドルショートにすることは、こうした方向のポジションが軽いことから
みて、妥当だ」と述べた上で、2002年からドルが長期的に下落しているのに、ドルショートに
しているヘッジファンドやポートフォリオマネジャーは少ないと指摘した。  

 
 
ノードビグ氏によると、低金利やエネルギー価格上昇、構造的に低調な資本流入といった
ドル安の基調的要因は健在だ。一方、ドル安の流れが変わるリスクは、世界経済の成長
が劇的に鈍化することで、リスク資産を求める環境に逆風になる可能性だ。

 

ノムラは、カナダドル、ポンド、スウェーデンクローナ、スイスフラン、豪ドルで構成する通貨
バスケットに対するドルショートのポジションを保有している。主要6通貨に対するインター
コンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は年初来で約7%の下落となっている。  
 


ノードビグ氏は、現在の米国経済の軟調な局面は一時的で、下半期中には持ち直すとの
見方を示した。その上で、米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和第3弾(QE3)を実施
しないだろうとみている。
 


同氏は、一部諸国の債務危機に見舞われているユーロ圏について今後緊張がさらに高ま
るとはみていないが、ユーロを好ましいとも考えていない。



欧州中央銀行(ECB)による今後の利上げ観測など、ユーロ圏における良いニュースは既
に大半が織り込まれつつあり、ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.47─1.49ドルで上値
が抑えられると予想した。


「転載終了:ロイター」



ドル安が進めば、カナダドルは必然的に連動しますので、カナダの輸出企業にとっては良い
のでしょうが、カナダ国内ではインフレが今後さらに加速することになりそうですね。

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