ストップ注文を動かすのが最大のリスク - カナダドルで外貨投資を始めるための資産運用入門

為替相場は非常に値動きが早いので、慣れないと相場の動きに翻弄されてしまいます。
このためFXを取引するうえで売買ルールを設定することは非常に重要なんです。



しかし、売買ルールをたてても実行しなければ意味がありません。また、自動売買注文
を売買ルールに合わせて入れても、動かしてしまっては何の意味もありません。



ですので、相場が注文を入れた水準付近まで動くと一度入れた注文を変更したくなりま
すが、そこをぐっとこらえて注文を実行してください。とくに短期売買でFXを取引するの
であれば、相場の動きを見ながら取引できるのでなおさら心が揺さぶられます。



ストップ注文を入れたにもかかわｒず、価格が近づくたびに変更することになると、損切り
を先延ばししてしまうことになります。また、ストップ注文を変更することで、自分の相場
予想が外れてしまったことを無かったことにしようとするわけです。



これではいつまでたっても損切りすることができません。こうしたことを繰り返えすと自分
は正しくて、相場が間違った動きをするといった妄想に陥ります。相場は個人投資家の
思いによって動くわけではなく、相場参加者の心理状態が反映されて動くんです。



短期売買で損切りを一度や二度先延ばししても、短い期間で相場が戻ることも少なから
ずあります。一度、二度上手くいってしまうと、上述したようなことを繰り返してしまいます。



上手くいっているときは良いかもしれません。しかし、遅かれ早かれ相場が大きく動く場面
に遭遇することになるのですが、そのときには相場に一気に飲み込まれてしまいます。



基本的に、思惑が外れたら速やかにポジション閉じて、様子をみながら取り直したほうが
効率よく取引できるんです。ですので、相場の動きに合わせて取引することを心がけて
ください。たったこれだけのことですが、着実に利益をあげることができるようになります。



大きく負ける回数が必然的に増えるからです。勝率は落ちるかもしれませんが、負けが
小さくなった分、利益が増えるのですから、やらない手はありません。