【カナダドルで始める外貨投資入門】
これまで、世界中の
金融機関がサブプライムローン関連証券へ
投資したことにより膨大な損失を被ることとなりました。
そんな状態にありながら、これまでカナダの金融機関が同関連
証券への投資によって損失を被ったとされる報道が皆無でした。
また、中銀の要人も、カナダの金融機関は、その他の欧米諸国
とは異なり、被害は少ないと述べておりました。
しかし、ここに来てカナダの大手銀行の損失が浮上しました。
ロイターの記事では、カナダの銀行カナディアン・インペリアル
・バンク・オブ・コマース(CIBC)は、サブプライムローン関連証
券への投資によって、第1・四半期に大規模な評価損を計上す
る可能性が高いことが明らかになっております。
こうした報道を受けてCIBC側は、いまのとこは評価損の具体的
な額は公表していないもようです。
金融保証保険会社ACAフィナンシャル・ギャランティーから受け
ている保証は、11月末時点で20億ドル相当とされております。
これにより、米格付け会社の
スタンダード＆プアーズ(S&P)は、
ACAの格付けをAからジャンク級CCCに引き下げられました。
こうしたことから、ACAが今後もし、破たんすることとなれば、
CIBCはこの額以上の損失が出るかもしれません。
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