カナダの金融情報サービスのトムソン・コープは、英ロイターを約87億ポンド
(172億3000万ドル)で買収することで合意しことがあきらかになりました。
老舗企業同士の経営統合がここまで、スムーズに進むとは思いませんでした
が、今回の経営統合は双方にとって大きなアドバンテージとなりそうです。
また、今回の統合により、これまで、金融情報サービスの最大手とされていた
米ブルームバーグを抜き世界最大の金融情報・データ企業となります。
今後についてですが、、ロイターのもつユニークな報道の独立性確保を目的とし
たロイター・トラスト・プリンシプルズ(信頼の原則)を脅かすと判断する事象に対
し、発起人株に付随する議決権を行使し阻止することが可能とされています。
今回の統合について、ロイターの強みであるリアルタイム情報とトムソンの持つ
ヒストリカル情報との融合で、地理的にも問題なくかみ合うと主張しております。
今回の経営統合は、トムソンにとってはロイターは、金融情報サービス事業の
運営で影響を受けにくくなると予測されております。
持ち株会社ウッドブリッジを通じてトムソン株70%を保有するトムソンの創業者
一族も統合に賛同しており、トムソン一族の持ち株会社ウッドブリッジは、株式
を53%保有し、ロイター・トラスト・プリンシプルズを支持する方針です。
統合完了は来年になることが予想されており、統合完了後3年以内に年5億ドル
を超える統合シナジーの実現を見込んでいるもようです。
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