昨今の金融不危機から連日のようにテレビや新聞などの主要メディアでは円高ドル安、
ユーロ安による国内企業の業績悪化を懸念する報道がされてます。特に爆弾を多数
かかえているユーロは今後一段大きなユーロ安が進む可能性があります。
しかし、円高や円安になることで具体的に何がどう影響しているのか分らないというのが
本音では無いでしょうか?ですので、今一度円高・円安による経済の影響について簡単
ではございますが解説させて頂きたいと思います。
外国為替市場で通貨が売買されることによって通貨それぞれの価値が変るのです。
例えば円安ドル高の状態というのは円が売られドルが買われることによってドルの価値
が上がっている状態をさします。反対に円高ドル安の状態は円が買われドルが売られる
ことで円の価値が上がっている状態をさすわけです。
ですので、売られる通貨は価値が下がり、買われる通貨は価値が上がるのです。これは
カナダドルと円の関係の場合も同様です。
例えば1カナダドルが80円で取引されていると仮定します。これは単純に1カナダドルを
買うためには80円必要ということです。
しかし、1カナダドルが70円になると1カナダドルを購入するのに必要な円が少なくなり
ます。この状態が円高を意味します。
一見すると円の価格が下がっているため価値が下がっているように思われるかもしれま
せんが、より少ない円で外貨をかうことができるのが円高と覚えると分りやすいです。
100カナダドルのコートが1カナダドル=80円の時は8000円ですが、70円まで円高が
進むと7000円で購入できるので、海外旅行にいくなら今が絶好のタイミングといえます。
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