カナダドル・円がついに７０円割れ目前まで下落しています。こん後
もさらに円高化が進む可能性が高いですが、これほどまでに大き
く円高が進む場面はそう訪れるものではありません。
例年通りに動くのであれば、年末にかけて米国の企業は決算に向け
て海外資産を売却しますので円安化が進むと思います。相場動向を
見極めたうえで少しずつ買うのも良いでしょう。
今回は為替レートの買値、売値の仕組みについて誠に簡単ではござ
いますが、解説させて頂きたいと思います。
例えばカナダドル・円の為替レートが今現在「70.10－15」と表示され
ている場合は左側の70.10円が買値（ビッド）で、一方右側の70.15円
が売値（オファー）を意味します。
もし、カナダドルを買うのでれば売値（オファー）である１カナダドル＝
70円15銭で買うことになります。
一般的に外国為替市場では買われることで売値は徐々に値が上が
りますので、次のレートは「70.15－20」「70.20－25」「70.25－30」
というようなかたちで為替レートが更新されます。
ですので、70.20円でカナダドルを買う人がいて、70.15円でカナダ
ドルを売る人がいることで為替レートが形成されるわけです。
そして、カナダドルを買いたい投資家は70円20銭で購入することに
なります。これは投資家に対して取引業者が売値と買値を同時に提
示したツーウェイプライスと呼ばれています。
もしＦＸ取引会社を選ぶのであれば、このツーウェイプライスが採用
されているかといったことを必ず確認してください。
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