昨今のように乱高下が極端に激しい相場状況では売りと買の両方
のポジションを建てて取引することを考えられている方も実際には
少なく無いようですが、これは非常に難しいです。
こうした取引を両建てというのですが、FX取引会社によっては両建
てができるようになっているところもあります。
もし、為替レートが105円から107円弐上昇して106円に下落す
ることになっても片方のポジションで仮に含み益がでていたとして
も、もう片方では含み損が出ている場合もあります。
プラスマイナスゼロであれば問題ないのですが、含み損がでてい
るポジションが、利益を食ってしまうほど大きい場合もあります。
FX取引の場合は、値動きが他の金融商品よりも早くて荒いので、
乱高下を繰り返す場面では特に難しいと思います。
事実、大きく上がったと思った次の瞬間に暴落することが当たり前
の状況下では両建てのポジションを取ることは難しいです。
含み損がでたポジションを速やかに閉じて利益がでているポジショ
ンを生かす方法も不可能ではないと思いますが上述したとおり、値
動きが早いので対応するのに一苦労だと思います。
カナダドルの場合は、米ドルと原油の動きに大きく影響されるので
尚更のこと両建てのようなポジションは取りづらいと思います。
プロと称されている大口の投資家の方も苦戦している状況下では
一般の個人投資家は取るべき手法は、できるだけシンプルにFX
取引を行うことなのではないかと思います。
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