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ロスカットは投資スタンスに合わせる - カナダドルで外貨投資を始めるための資産運用入門





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ロスカットは投資スタンスに合わせる


FX取引でロスカットするか、そのままポジションをとり続けるかの判断する基準を明確にする
のは、難しいですが、常にロスカットするのが正しくいというわけではありません。



ですので、必ずしも下落したらロスカットしなければならないと考えてしまいますと、かえって、
FXに限らず投資全般で利益を上げるのが難しくなってしまいます。



例えばカナダドル・円の為替レートが、100円から80円に下落すれば、早い段階でロスカット
すれば良かったと誰もが後悔することでしょう。



しかし場合によっては90円を切る前の段階でロスカットしたとしても、その後に100円、110円
と上昇する可能性もあるわけですので、ロスカットが最も重要な手段とは考えにくいです。



もちろん、実際に為替が変動する要因というのは取引される通貨によっても大きく異なります。
例えばカナダドルは米国経済と密接な関係にありますので、米ドルの動きに連動します。



そして、同時に資源通貨でもありますので、商品価格の変動にも大きく影響されます。分かり
安いのは2008年に原油価格がピークまで上昇したときです。



この時は一度米ドルに連動するように大きく下落しました。しかし、その後は米ドルの動きから
離れて原油価格とユーロの動きに連動するような格好で推移しました。



ですので、ロスカットする場合はあくまでも投資スタンスや資金の性質によります。もし、短期
売買を中心に行っているのであれば、下落局面では早めにロスカットする必要があります。



しかし、長期投資目的”で、レバレッジを極力低く設定しているのであれば、仮に数日で10円
程度下がったとしても、余裕資金の範囲内であれば全く問題ないわけです。



短期売買で買い増しはご法度ですが、長期投資であれば、大きく暴落する場合はチャンスと
ばかりに、買い増しすることも問題なくできると思います。後はどちらを選ぶかです。


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