FXでカナダドル・円のポジションを取るのであればカナダだけではなく、日米の経済指標
をはじめ、金融政策などをしっかりと確認したうえで投資判断を下す必要があります。
カナダドルは資源国通貨の宿命として景気が悪化すると商品需要が低下することになり
ますので、必然的に売られる傾向が強まります。特に貿易最大相手国である米国経済
が不況に陥るとモロに影響を受けるので注視する必要があります。
世界的な景気悪化の影響から、カナダ中央銀行に限ったことではないのですが、主要国
の多くが
政策金利を利下げしています。本来外貨投資の魅力の一つに金利があります。
外貨を保有し続けることで金利が得られるので、それほど投資に関する知識がなくても
高い利回りが得られることが
外貨投資の大きな魅力でした。
しかし、今現在、ご存知のとおり金利は低下する一方なので必然的に
為替差益を狙う
取引にシフトする必要があります。しかし、不況時に
為替差益を狙うのは容易なことで
はありませんので、できる限りリスクを抑えて取引する必要があります。
そして、リスクを抑える手段の一つとして
FXであれば
レバレッジを低めに抑えます。
損きりは絶対です。好景気で上昇局面にある場合は、仮に大きく円高が進んだとして
も回復する可能性は高いですが、不況時には難しいです。
ですので、損きりを中心にしっかりと売買ルールをたてた上で、身の丈にあったポジシ
ョンで取引されることをおすすめします。
また、
カナダドルは商品先物市場の影響が強いです。商品先物市場は基本的に市場
規模が極端に小さいので投機筋によって大きく変動する場面が頻繁に見受けられます。
そのため、資源国通貨である
カナダドルは商品先物市場の影響によって、買われたり
売られたりしますので、商品先物市場の動きも無視することはできません。
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