今月8日、カナダ銀行(中央銀行)のドッジ総裁は米自動車および住宅業界の
減速は広範囲に波及してはいないという「心強い兆候」があり、カナダ経済
の見通しは引き続き明るいとの認識を示したもようです。
ドッジ総裁は当地で講演し、4.25%という現行の政策金利の水準は適切で
インフレ動向は順調だと指摘しました。
そして、今月6日の政策金利決定時に発表した声明と同じ見通しをあらためて
示すこととなりました。
カナダ経済にとって主要リスクのひとつは米景気の減速だが、ドッジ総裁は
「心強い兆候がいくつか見られる」と述べました。
また、「今現在の米住宅市場の軟調は短期的に続く可能性が高いものの、そう
した弱さは米経済の他の分野には波及していないもようで、成長は年内に上向
いていくと予想される」と語りました。
パートナーである米国に対して悲観的な見解を一切示しませんでしたが、これ
に対してどう判断するか微妙なところですね。
<以下より記事一部引用>
(毎日新聞)
『米経済、心強い兆候が見られる=カナダ中銀総裁』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000363-reu-bus_allPR