CIBC・ワールド・マーケッツによりますと、カナダドルは2007年末までに
米ドルと等価になり、また将来的に少なくとも08年第1・四半期までは
等価を維持するとのカナダドルに対する見解を明らかにしました。
ロイターの記事では、CIBCは、商品価格高や国内企業にからむ買収観測
および高金利がカナダドルの押し上げ要因と指摘しているもようです。
CIBC・ワールド・マーケッツのジェフ・ルービン首席エコノミストは、カナダドル
について、商品先物市場における商品およびエネルギー市場の過熱傾向に
あるとの見方をしめしております。
また上述したことと合わせて、一連の企業合併・買収に絡む大量の資本流入
により、カナダドルは米ドルと等価になる余力が十分あると指摘しています。
さらに、カナダ中央銀行はカナダドル高でも市場介入は実施を行わず、むしろ
カナダドル上昇を好意的に受け止めているとしております。
一方、失業率が30年ぶり低水準となり、コアインフレが現在カナダ中央銀行
の目標水準を上回っております。
カナダ中央銀行が一段のカナダドル上昇に対して利下げして介入するとの
従来予測はもはや支持できなくなっているようです。
ジェフ・ルービン氏はまた、米連邦準備理事会(FRB)が第4・四半期に利下
げを実施するとの観測もカナダドルの支援材料と指摘しているもようです。
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