カナダでは、カナダ国民が、それぞれ自らのルーツ、文化を大切に
する多文化・多民族主義が掲げられております。
ですので、おなじ移民の国であるアメリカとは異なり、カナダ国民は、
それぞれが自分の民族的背景、文化的背景を大切にしています。
こうした姿勢は子供達の姿にも顕著に現れており、自分の出身民族
には自分がカナダ市民ある事と同じ様に誇りを持っています。
学校で、仲良くしている子供同士が、過去の歴史の話が出たとたん
に関係がおかしくなる事もあるようで、カナダでこの問題を子供達に
教えることは本当に難しいようです。
平和の大切さや尊さを子供達に教える事は、非常に有意義なことで
すが、過去の歴史を振り返る事により新たな争いが起きてしまって
は本末転倒ですが、これは子供だけの問題ではないと思います。
カナダは、1969年の憲法制定以来、多文化・多民族主義を標榜し、
これまで数多くの違う国々の出身者達同士で国を作ってきました。
しかし、こうした問題に対して、どのように取り組むかが、残念ながら
未だに大きな問題として存在しております。
少子高齢化が進む日本でも、今後、外国からの労働者の力がどうし
ても必要であることから、カナダが今現在抱えている問題をどのよう
に対処していくかということに注目すべきだと思います。
数十年後には日本の小学校の教室でもあたりまえのように人種が
違う子供達が机を並べている可能性もあるだけに重要です。
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